コンピュータによる品質制御:最新鋭の編機による生産ライン
三ツ星靴下の開発・生産力
現在、三ツ星は7拠点の生産工場を有し、年間約5,000万足の靴下を生産しています。生産する靴下も多種多様で非常に多岐にわたり、当然ながらそれぞれに要求される性質も異なっています。高級感が要求される靴下、耐性が重視される靴下、機能性が求められる靴下と、それぞれに適した原糸の種類と特性が違えば、編み方も異なってきます。デザイン的にも細かく、あるいは荒く編みあげる質感、多色使用、光沢感、厚く編みながら薄く見せる、逆に薄く編みながら厚く見せる手法、健康靴下では鉱石入などの特殊糸を編む技法をと、本当に多様な製造ノウハウが要求される時代になってきました。また着用後や水に濡れた後の糸の変化に対する知識も重要です。
三ツ星は創業以来50数年にわたり、ブランドメーカー様から、あるいは自社企画により、新機軸の靴下製法が要求される都度に、原料糸の研究を重ね、編機を選定し、必要に応じては編機自体を機材メーカーとともに開発することで、新しいノウハウを一つずつ集積し、様々なオーダーに対応できる生産体制を確立してきました。
2002年からは医薬品メーカーとの共同開発により、医療効果が認められる靴下の製造開発に着手してまいりましたが、2006年に入りその生産工場である高田工場が、靴下工場としては初めて、薬事法基準をクリアしている工場として「医療用機器」製造許可の承認を得ました。
この実績は当社のこれまでの開発生産のノウハウの集大成であると喜ばしく感じると同時に、より人々のお役に立てる「靴下」を開発・生産できるよう、さらに成長していかねばならないという使命感を強く感じています。

業界初:薬事法基準をクリアした靴下生産工場 多種多様なオーダーに万全に対応できる生産環境
医療機器靴下の生産管理 微細で複雑なニットを可能にする最新鋭編機
医療用機器としての靴下を生産するためには、工場自体に非常に厳格な衛生管理が要求されます。製品自体も人体に作用し影響を与える性質のものですから、厳しい品質管理が要求されます。編み上げるラインや着用時の締め付け強度も作用効果に即したものでなければならず、製品ごとに微小な違いが生じることも許されません。この条件をクリアするために、当社は、微細な編み上げ調整が可能であり、かつ全ての機械をコンピュータで統一制御することが可能な最新の精密編機を選定し、条件に見合う形への独自の調整依頼を加えた上で導入し、編み上げ時にも独自のノウハウを加えて生産しています。さらに人的な監視を加えて管理をさらに徹底することで「医療用機器」靴下の生産が可能になりました。   生産設備に対する動向や研究は怠ることがなく、非常に細かくかつ数種の異なる糸を違った強度で編み上げることが可能な製造ラインから、荒くしっかりとスピーディに網上げることが得意なラインまで、特性の違う種々の優れた設備態勢を整え、ご依頼に最適な生産ラインを選定していきます。さらに糸選定・原料調達から編み方まで、靴下に対してこれまで培ってきた全てのノウハウを組み合わせていくことで、靴下に対する千差万別な開発・生産のご要望に極力ご期待通りにお応えし、対コスト面からも効率の良いご提案ができる体制を整えています。